私が「かわいい」と思うもの
私にとって、「かわいい」とは単に動物やキャラクターの“ふわふわ感”を指すのではなく、
視覚的な心地よさと心理的なリアクションが重なった感覚だと考えています。たとえば、猫の魅力は、その柔らかさだけでなく、どこか気ままで人間をあまり気にしない態度にあると思います。自分のペースで過ごしながらも、必要なときにはちゃんと近づいてくる。そういう“自立してるけど距離感が絶妙”なところに、かわいさを感じます。
それから、私が日本に来たばかりの頃、電車の中でよく年配の方が漫画を読んでいる姿を見かけました。その光景がとてもかわいらしいと感じたのを覚えています。というのも、中国では漫画は主に若者や学生向けのものと見なされていて、年配の人が公共の場で漫画を読むというのは、ほとんど見かけないからです。それに比べて、日本ではお年寄りが自然に漫画を楽しんでいる姿があり、年齢と行動のギャップ、そしてそれを当たり前に受け入れている社会の雰囲気にも、どこかあたたかさとかわいさを感じました。
デザインを学んでいる自分にとって、「かわいさ」はスタイルではなく、人の心を動かす“表現の一つの方法”だと思っています。あえて媚びないこと、あえて隙を見せること。その「ズレ」や「揺らぎ」の中に、本当のかわいさが潜んでいるのかもしれません。
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