日常に潜むデザイン
最近、先生たちが「身のまわりのデザイン」や「気づきにくいデザイン」についてよく話しています。私はそれを聞いて、ずっと考えていました。本当に「見えにくいデザイン」って、どんなものだろう?
ある日、家の近くの馬橋公園で、一本の木が切り倒されているのを見かけました。
気になって近づいてみたら、切り口に年輪が見えていて、数えてみたら約60年生きていたことがわかりました。
そのとき、私は「この形、きれいだな」と思って、写真を撮りました。
後からふと思いました。この木は60年間ずっとこの公園にあって、公園の変化をずっと見てきたはずです。
もしこの木の年輪を使って、公園の歴史を1年ずつ記録したらどうだろう?と考えました。1本の年輪が1年。公園にベンチができた年、花が植えられた年、遊具が増えた年……
そうやって記録して、最後の年輪には「木が切られた年」と書く。それは一つの“物語のデザイン”になるかもしれません。
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